五十にして惑わず

五十を過ぎて迷う事が少なくなったような気がします。

あくまで個人的感想です。

連日の衆議院議員選挙における街宣活動の映像を見て思ったことがあります。

それは、ここまでして国会議員になりたい動機とはなんだろうか?です。

1 民の生活をよくしたい

2 地位や特権を手にしたい

3 先生と呼ばれたい又はチヤホヤされたい

4 お金持ちになりたい

5 頼られたい

などなど様々な理由があると思いますが、立候補するには、自分の考えや政策を分かりやすく訴えなけばならないし、知名度を上げる努力も欠かせません。

また、印象も大事なので、選挙期間中だけは、低頭平身でひたすら票を入れてもらえるようにお願いしなければなりません。そのためには、有権者だろうが小学生だろうが、目に留まる人次々に握手(又はグータッチ、肘タッチ)を求め、笑顔をふりまかないとなりません。

女性はそういう愛想笑いは得意とするところだと思いますが、40年、50年と人生を積み重ねた男性はそうも行かないと思います。

一般的に女性は、コミュニケーション能力が高いとされ、基本的な挨拶も上下関係なく自ら声掛けできますが、男性はプライドもあってか、ついつい自分より年下か年上か、又は自分より身分が高いか否か、など、社会的地位で見てしまいがちです。

話を戻しますが、そういった「挨拶運動」を、短期間といえども、選挙期間中ペコペコしなければなりません。

そうまでして国会議員になりたい魅力は相当なものだと推測されます。

70代後半のおじいちゃんまでが、選挙カーに乗って選挙区内を走り回るのですから、それ相当の気力・体力がないと務まらないのではないでしょうか。

和民の社長さんや、元タリーズコーヒージャパンの創業者だった方は、参議院1期で辞めましたが、こういった方々は少ない部類でしょうね。

国会議員を長く続けるのは、世襲議員が多いように思えます。

まるで家業を継ぐような感覚ですね。公職なのに・・・・。